3月ご案内用スケッチ

  • 2013.02.16 Saturday
  • 11:19
 昨晩からちらついてた雪は降ったりやんだり…
今日は不思議なお天気です。


今月もご案内を印刷する時期になってしましました。
2月は日が少ないせいか、1ヶ月がより短く感じられますね。

3月のスケッチは、早春の風物詩、瀬戸内海のいかなご漁を
描いてみました。
海をこんなに細かく描くのは初めてです。


真っ白な波しぶきと水面の動きを写し取れるように気を付けて
描きました。

まずは鉛筆で下描き。
水平線→橋の柱・灯台を描き、その位置を参考にして船首、
船底の位置を決めると、船の形が取りやすくなります。

ペン描きは手前にいるカモメから。


波しぶきを白く残したいので、今回もマスキングをしました。
最後に仕上げで描きこむので、あまり細かい形にこだわらず、
波しぶきのところにマスキング液を置いていきます。
彩色は鮮やかな色から塗っていきます。


海の色は、自然な色の変化をつけたいので、最初に塗った色が
乾かないうちに藍色や青みの緑などを上から塗っていきます。

遠くの海は気持ち薄い色で。


波の動きを大まかに塗り分け、色々な色で段階的に細かな
タッチをつけていきます。
同じ形、大きさにならないように気をつけます。


マスキングを取った後。


真っ白すぎて不自然なので、白地を残しつつ細かい線を入れて
いきます。


波しぶきにも船の影を落とし、カモメを仕上げて完成☆☆


今回は青色の面積が多いので、その他の色も目立つように写真
より鮮やかな色で。
画面にメリハリをつけるために、空はあえて白いままにしました。

漁船とカモメの躍動感と冷たい冬の海の雰囲気が出せたのでは
ないかと思います^^



(田中 記)
コメント
海面のうねりと波しぶきが実に生き生きと描かれていて
思わず「すごい!」って声が出てしまいました。
船の細部を鮮やかな色で描くこともうねりと波しぶきに船が
負けてしまわないために必要なことがよく解ります。
  • ロビン
  • 2013/02/17 1:10 AM
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