草木染めをご一緒に始めませんか?
- 2011.08.07 Sunday
- 16:45
やさしく、奥行きある色合いが魅力の草木染め。
西川博司さんが身近な道具(ボールや菜箸)を使って、草木染めの楽しさを体験できる講座を開いてくださいました。
参加者は
岸本さん、宇野さん、竹井さん、川畑さんの4名さんです。
染め見本を見ながら、染料になる素材の話を聞きます。
染料液はロックウッドのように樹皮を粉砕したものを使用、エンジュは実を、玉ねぎは皮を煮出した液をなど、多種多様です。
西川さんの手作り染め見本
各素材で染色しただけの色から、ミョウバン、錫、チタンなどを溶いた媒染液に浸し、変化した色までのグラデーションを見ながら皆さん、どの色にチャレンジしようか賑やかです。
ボールに選んだ染料材を入れて煮出していきます。
奥の川畑さんと竹井さんはロックウッドを、手前の竹井さんと宇野さんはエンジュを煮出しています。
そこへ一越の生地を入れてムラが出ないように絶えず優しくかき混ぜて、色を入れていきます。
同じロックウッド染料でも 淡い卵色だったエンジュの色が
媒染が錫(川畑さん)、銅(竹井さん) 鉄媒染で鮮やか橙色に
淡い桃色と藍に近い色に
媒染後、水洗いしてアイロンをあてて落ち着かせます。
(アイロンの熱でも少し変化するので自然乾燥するなど工夫もでてきました)
いろんな媒染液を試しながら、みなさんの染め上がり作品
川端さんは
ロックウッド染料 + 錫 媒染
+ 銅 媒染
(竹井さんの銅媒染とは少し違う明るい紫に)
竹井さんは
ロックウッド + 銅媒染
(媒染液に浸けている時間でも変わってきました)
宇野さんは
エンジュ染料のみ
エンジュ + チタン 媒染
岸本さんは
エンジュ + チタン媒染
エンジュ + 鉄媒染
媒染液に浸して、変化する色にドキドキしながら、
でも目指す色はこの色!と果敢に実験?しながら出来上がった大切な染め上がりの生地。
何にしようか、と大切に畳んで持ち帰られました。
(小柳 記)